株中毒の闇鍋ブログ

株で財産を溶かした管理人の、現実逃避ブログです。時事、歴史ネタ中心になるかな……

バイデン氏とトランプ氏、この二人が有力候補って……

(アップ後、タイトルを変えています。)

前記事を書いた理由ですけど、そもそもくだんの発言は、演説として不適切に感じる*1アメリカ国民の支持を失う*2パプアニューギニアに関して失礼、その他の国からも疑念を呈されるのでは、というところでしょうか。最後の点に関して、少なくとも私は、他人ごとながらいい気はしませんでした。

 なんというか、その、あまりにもアメリカ他欧州諸国を中心に物を決められていた頃のイメージのままなのかな? と不安にもなります。

 同盟国ではないものの、西側寄りの態度を取っているウクライナへの支援役として、これはよくないのではないか、と思います。援助は金銭的、物質的なものにとどまらず、国連でロシアを非難したり、ウクライナを擁護するような決議を出すことも含まれると思うからです。

 しかし、開戦してから一連のロシア非難決議の中には、少なくない国が棄権や反対票を投じているものもあり、けして「西側」が圧倒的優位にあるわけではありません。

ja.wikipedia.org

しかし、人間、世界観というか、自国が世界のなかで、どんな立ち位置にいるかのイメージは、若い頃に固まって、そこから少しずつ意識的に更新しないと固まったままになってしまうのではないでしょうか。

少なくとも私は、日本が割と終身雇用のしっかりしてた頃に、幼少年期を過ごしているので、現在の状況に着いていけないことおびただしいな、と日々痛感しているわけですが。

それをバイデン氏、トランプ氏にあてはめると、まずバイデン氏が1942年生まれ(昭和17年生まれ)、ギリ前大戦中生まれですね。日本では焼け跡敗戦国の状態が物心着いた頃の世代ですが、アメリカでは逆に、戦勝国として輝いていたころの世代ではないでしょうか(もっとも、若い頃は彼個人は、家庭の事情で貧しかったようですが)。10代の頃は1950~60年代初頭で、アメリカが国際的に強かった時代だと思います*3

ja.wikipedia.org

次にトランプ氏ですが、第二次大戦終了*4翌年の1946年(昭和21年)の生まれ。4歳の差よりも、戦中生まれか戦後生まれかが、結構日本では大きい気もしますが、アメリカではどうなんでしょうね。

ja.wikipedia.org

第二次大戦後にアメリカが関わった大きい戦争というと、まず朝鮮戦争、次にベトナム戦争ではないかとおもうのですが、朝鮮戦争時は二人ともまだ幼少年期だったので、徴兵とは関係ないと考えると、ベトナム戦争が大きく関わって来るのではないでしょうか。

ベトナム戦争時は、バイデン氏もトランプ氏も徴兵されてはいません。Wikipediaの略歴を見ると、バイデン氏は病歴を理由に徴兵猶予され、トランプ氏はWikipediaには見つけられなかったのですが、やはり病歴を理由に、徴兵猶予を受けているようです。そこに不正があったなかったかはともかく、戦争に行ってはいないものの、ベトナム戦争に「行かされる世代」だったということが言えれば、ここではよしとします。

www.cnn.co.jp

つまり、子供の頃の「戦争」と言えばおそらくは第二次大戦、青年期になって開戦前の経緯から見聞きした戦争は、ベトナム戦争ということになるのではないでしょうか。

ベトナム戦争は、色々とアメリカの社会にショックを与えた戦争ですが、それ以降の戦争でも、湾岸戦争のように勝利しても敵国政権の転覆・処罰には至らなかったり、そうかと思えば、9・11の余波、復讐?としてのアフガン戦争、イラク戦争で、政権転覆に至っても、統治がうまく行かず、敵勢力が失地奪回しても、ベトナムのように確固たる政権ができるわけでもない……という、時代が下るにつれ、グダグダな結果になっている印象が私にはあります。

無論アメリカ一国だけが悪いわけではなく、国際社会全体の変化があるわけですが、それをこの二人がどれだけ感覚的に掴めているのか、ということを考えたとき、前記事のバイデン氏の発言は非常に不安を感じざるを得ません。

たとえ小国であっても、国連にでれば一票を持つ存在であり、中国との影響力争いの場でもあります。それを軽々しく「ネタ」にするような態度には、私は疑問符を持たざるを得ません。

その話は置いておくにしても、私は出来ることなら、「戦争と言えば湾岸戦争」くらいの若い世代が、アメリカで有力候補にならないものかな……とおもいます。

その他バイデン氏とトランプ氏の違いについても語りたかったのですが、長くなったので、機会があれば、ということで*5

では。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 

クリックお願いいたします。

にほんブログ村 ニュースブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ニュースブログ ニュース批評へ
にほんブログ村 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 

*1:流れとして余計。叔父は遺体も帰ってこなかった、で切った方が収まりもいい気がします。それとも、遺体の収容ができなかったことを言うと、政府批判になってしまうのでしょうか? 戦中はもちろん、戦後落ち着いてからであっても完全な遺体・遺骨収集など不可能なのが戦争というものだと思うのですが。

*2:発言しているところのニュース映像を見ると、後ろにボードを持って立っている支持者?も微妙な表情をしている感じ。

*3:異論は歓迎します。但し出来ればソースを付けていただけるとありがたいです。

*4:アメリカ基準だから戦勝

*5:書いてて勘違いがあったことにも気づきましたし。