アメリカ議員が、ガザへの核使用容認ともとれる発言をしました。
共和党下院議員が「長崎や広島のように」ガザをしてしまうべきだ、と言ったとか。
上記の記事では核使用のつもりで言ったのではない、と釈明していますが……。
もし元々は核使用が念頭に合った発言だとしたら、核への知識がないのでは? と言わざるを得ません。
去年の11月頃、これはイスラエルの閣僚*1でしたが、「ガザに核を」と言って大問題になったこともありました。*2
さすがにこの発言はイスラエルでも問題視されたのか、去年の11月から職務停止しているそうです。
それはともかく、私に言わせればそういうのは、
ロケットランチャーでホールドアップしてるようなもの
です。
昔、雑誌に載ってた西原理恵子さんの漫画で、西原さんの旦那さんの鴨志田穣さんが、カンボジア東南アジアのどっかで、西原さんを案内しながら、
生まれて初めてのホールドアップが
ロケットランチャー
だったという話をするシーンがあります。
私の記憶にあるかぎり、おそらくクメール・ルージュの兵隊さんにやられたという話だったと思うのですが、それはともかくロケットランチャーというものは、普通の弾丸と違い、人や物に当たったら弾が通過するのではなく、その当たったショックで爆発してしまうものなのだそうですね。(ホールドアップできるような近距離だと、ランチャーを撃った人も爆発に巻き込まれてしまう)
それでも、もの知らずな兵隊さんは、そのことを鴨志田氏が教えても、「そんなことはない、よーし、撃つぞ」と、とてもいい笑顔で脅してきたらしいです(少なくとも西原さんの漫画にはそんな感じで描かれていました。)。
前置きが長くなりましたが、つまり、今のガザに核兵器を撃ち込んだら、おそらくイスラエル領というか、ユダヤ人居住地にも確実に爆風か放射能の被害は行くでしょう。
また、ガザ地区は地中海にも面していますので、地中海沿いの他の国からも、放射能の害について抗議が来ることは確実です。
原爆を戦争を終わらせるための、強力な爆弾という知識しかないから、こういう考えなしな発言が出てしまうのではないでしょうか。
件のアメリカ議員と、イスラエルの遺産相は、広島・長崎に来て実際の原爆の威力と害について学習するべきであると思います。
では。
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