先週、二階元幹事長に関し、こんなニュースが。↓
自民・二階俊博氏、3年間で書籍代3500万円の不思議「家1軒分」「読書家ぶりに驚き」 - 産経ニュース
書籍費、三年間で約3500万円なりとのこと。
これが具体的にはどれくらいの額、あるいは場所をとるかというと、下のようなツィート(今はポストか)がありました。
だいたい書店は一坪あたり下代(仕入れ)で凡そ40万円〜50万円分の本が陳列されているケースが多いです。
— 今村翔吾 (@zusyu_kki) 2024年2月9日
上代(売値)がざっと50万円とすれば、つまりは70坪(約230 ㎡)の書店の本を全て買った計算です。
ちなみに弊社の書店、きのしたブックセンターは約45坪、佐賀之書店は28坪です。
【二階元幹事長…
かなり広い本屋さん一軒分の書籍量、価格になるとのことです。
「書籍費の名を借りた不正では!?」と色めきたつ人がいる一方、「本当に3500万円くらい使いそうな政治家もいる(いた)というご意見も。(大平総理とかすごかったそうです。)↓
そもそも上の書店さんの例は、おそらく一般人向けの一般的な本を扱う、「新刊書店」の場合であるわけでして。
世の中には新刊書であっても単価の高い、学術専門書(一冊1万円くらい)とか、後になって、何らかの形でプレミアがついてしまう古書などもあるわけで。
その一例↓(5万近くします。新装版が出たのに、旧版の値段が下がってない……)
そういった高価な専門書、プレミア古書が大半を占めている構成なら、前述の書店になぞらえた本の量も、五分の一か十分の一くらいになるはずで、そこまでの場所は取らないという可能性もあるということになります。
これはもう、
「是非とも蔵書を拝見したい!!」
ということになるのですが、今日その内訳が発表されました。↓
……自分に関する本などを、一種類あたり数千冊、数百冊購入し、配っていた…とのこと。配ってしまうので、原則手元にはそんなに残らないということですね。
「こういうのは書籍費とはいわず宣伝費なんじゃ!?」との意見もありますが、とにもかくにもロマンの欠片もないオチになってしまいました。
さ、自分の積ん読を読むとしますか……。
では。
追伸:出版社の側から取材した政治家に買い取ってもらうこともあるとか……。↓
出版界は大変ですね。(2024.2.21追加)
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