「全国勤労青少年会館」
中野サンプラザの昔の正式名称です。つまり、働く若者たちのための施設、という意味ですね。
今回このお題を書くにあたって、他の方の記事も拝見したのですが、コンサートや、周囲の環境、中野サンプラザではなくて、サンプラザ中野(くん)氏*1の話などを書いてらっしゃる人が多かったので、それらとはちょっと違う中野サンプラザの一面を書きとどめておこうと思いました。
実は、サンプラザ中野には、最初書いた通り、正式名称に「勤労」と頭についているだけあって、「サンプラザ相談センター」というのが中にあり、お仕事関係で悩める子羊になってしまった若人に、アドバイスをする相談事業もしていたのですね。
どこで私がそれを紹介されたのかは、思い出せないのですが*2、適性検査とカウンセリングを受けたことがあります。
まず、適性検査。
よく覚えていませんが、一面に短い木の棒がはめられている上に、樹脂製のキャップみたいなのをどんどんかぶせていく検査があったと記憶しています。
検査は一人でやったわけではなく、私の他に二人くらいいたと思います。
私は手際が悪く、正確にやろうとし過ぎて、他の方よりひどく遅かった記憶があります。
動作検査だけでなく、筆記もあったような気がします。
結果発表の内容はよく覚えていませんが、動作検査で「正確さにこだわりすぎ」みたいなコメントをされました。
あと、カウンセリングについて。事前に渡された注意書きに、「あまりにも乱暴な態度、言葉遣いをした場合はお断りすることがあります」みたいなことが書かれていたことを覚えています。
ただこの頃の私は、精神的にかなりどん底で、思い返せばカウンセリングだけでどうにかなる状態ではなかったようで、焦って特効薬を求めていた私には、迂遠に思えたのか、二、三回くらいしか通った記憶がありません。検査、カウンセリングともに、無料だったか、多分普通の相場よりも安かった*3ような記憶があるので、頑張って通えば、何か違ったのかもしれませんが。
カウンセリングには相性もあるので、カウンセリングそのものを否定するつもりはありません。
この事業、中野サンプラザが、中野区が中心になって作った会社に売却される前の2003年に廃止され、そのニュースを聞いて、「あ、もう相談に行けないんだ(´・ω・`)」と思った記憶があります。
検索してみたら、当時の相談センターのスタッフは、中野サンプラザでの事業が廃止になった後、NPOを立ち上げて、別のところで事業を続けてらっしゃるようです。
それから約20年。今度はもうあの建物自体がなくなってしまうのですね。
淋しいものです。
では。
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