この記事で書くことは、まったく私の憶測で、外れて欲しいとも思っています。確かな説ではないので、その前提でご覧の上、ご自分で調べたりすることをお勧めします。
大仰な前置きをしてしまいましたが、前回、投資ブログの方の、ウクライナの北朝鮮兵と、ジュネーブ条約の記事が見られているようなので、それに乗っかってアクセス数を稼ごうという、せこい意図から書かれた記事なので、本当に期待しないでくださいね。
- 以前から言われていた北朝鮮兵の投降時の自殺、家族への害の可能性
- 北朝鮮兵の捕虜動画の公開にはリスクがあるのになぜ公開したのか?
- 動画に写っているのは、本物の北朝鮮兵ではない?
- 北朝鮮兵の遺体から見つかった手紙は、北朝鮮の朝鮮語として不自然、という意見
以前から言われていた北朝鮮兵の投降時の自殺、家族への害の可能性
さて、前回、北朝鮮の捕虜が捕まったと書きましたが、これが発表されたのが、1月の13日頃です。(ゼレンスキー大統領のエックスのアカウントをさかのぼって、1月13日辺りまでいくと見られます。)しかし、それ以前から北朝鮮兵は、国の家族を人質にとられているのではないかとは、言われてきました。
昨年11月に発表された動画↓。
そんな中で、顔をあっさりさらしてしまうのは、捕虜の家族に対しての配慮が足りないということにもなりますし、前述の記事で触れたように、ヒューマン・ライツ・ウォッチという人権団体から、捕虜の動画に関して、ウクライナ政府は、開戦間もない頃から苦言を呈されています。
また、北朝鮮捕虜の動画が公開された後に、北朝鮮兵が自爆したという報道もありました。
無論、動画を公開したためだけではなく、以前から命令されていたことかもしれませんが、北朝鮮兵が、捕虜になるのを拒否して死ぬだろうという話も、動画公開以前から言われてきたことです。
北朝鮮兵の捕虜動画の公開にはリスクがあるのになぜ公開したのか?
そう考えると、今回の捕虜動画の公開には、人権的な配慮が二重に欠けていると言えるでしょう。
考えすぎだとは思いたいのですが、なんだかチグハグな気がしませんか? 自殺に追いやる、あるいは故国の家族がひどい目に会うかもしれない可能性を事前に知っているのに、顔をさらしてしまうというのはおかしくありませんか?
動画に写っているのは、本物の北朝鮮兵ではない?
私が考えた可能性は、「今回ウクライナ大統領アカウントで公開された動画の北朝鮮兵は、本物ではない」というものです。
取りあえずどうやって「北朝鮮兵」の映像を作り出しているかに関し、思い付くことを上げてみます。
ロシア国内の朝鮮系(高麗人)の人を北朝鮮兵と偽っている可能性
「ロシア国内の朝鮮系、もしくは人種的特徴の似ているモンゴロイド系の人を、『北朝鮮兵だ』と偽っている」可能性です。
何となくロシアには、金髪碧眼の、いわゆる白人、コーカソイド系の人ばかりのようなイメージを抱きがちですが、モンゴロイド系も少なくないのです。
ロシア国内の朝鮮系(高麗人についてのWikipedia↓)
だから、顔かたちの問題はクリアできます。朝鮮語も、本土朝鮮語とは乖離があるそうですが、話されてはいるみたいです。だから、ロシアの高麗人系捕虜を、北朝鮮兵と偽って公開している可能性もあるのです。
身分証の「トゥバ共和国」の人を北朝鮮兵と偽っている可能性
また、恐らく今回の動画に載っている捕虜が、ロシア「連邦」内のトゥバ共和国の身分証を、仮の身分として渡されてたという話があります。
[http://北朝鮮兵、偽の身分証渡されたか 「私の名前ではなかった」と証言 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル search.app]
しかし、ひょっとしたら、「北朝鮮兵がトゥバ人のフリをしている」のではなく、「トゥバ人が北朝鮮兵のフリをさせられているのかもしれない」のです。
ちなみにトゥバ人も、モンゴロイド系です。
↑の写真だと顔の特徴がわかりにくいので、トゥバの議長の写真。↓
北朝鮮兵の遺体から見つかった手紙は、北朝鮮の朝鮮語として不自然、という意見
また、話は動画公開された捕虜二人から離れますが、北朝鮮兵とおぼしき遺体から発見されたとされる手紙の内容が、北朝鮮人の表現としておかしい、という脱北者の意見が、韓国の中央日報に掲載されています。
北朝鮮では、故国を「朝鮮を離れて」とは書かず、「祖国」もしくは「党」を離れて、と書くそうです。今回の動画の捕虜の朝鮮語とか、脱北者にはどう聞こえるのか、知りたいですね。(短すぎるとか、一人は口をケガしているのでわからないのかもしれません)
以上述べたことは無論、憶測であり、やはりウクライナの言い分が正しいのかもしれません。顔をさらしたのも、そうしなければ偽物の疑いをけられるからに過ぎないのかもしれません。
しかし、両方の可能性を考えておくことも大事だと思います。
では。
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