昔、ネットで読んだはずなのに、気になって検索かけてみたら、どうやってもたどりつけなかった、という話はありませんか?
私はあります。
今回紹介するのは、そんな話のひとつ。
文章を一言一句覚えているわけもなく、概要を記します。
昔、ヨーロッパで、シナモンは大変高価なもので、アラビア商人たちによってもたらされていました。
アラビア商人たちは、シナモンをこう説明していました。
「このシナモンの枝は、直接木からとるのではなく、絶壁に巣を作る大きな鳥の巣に使われているのを、肉を使ってとるのです。
ですから、お代もそれなりにいただきます。」
やがて、大航海時代になって、ヨーロッパ人たちは、インドやその近辺を探索できるようになりました。
そして、シナモンの木を見つけました。
それは、その土地ではありふれた普通の木でした。
ヨーロッパ人たちは、怒り狂いました。
「神は、不平等だ!」
そういって彼らは、現地の人たちを支配して、シナモンや、その他のスパイスの木を植えさせました。
こんな話だったと思います。
記憶から文章を起こすに当たって、余計な要素は入れるまいと思ったんですが、余計な憶測とか、検索した結果とかが、入ってしまってるかもしれません。
要するに、大航海時代、インドや東南アジアの豊かさに、ヨーロッパ人がぶちきれたという話なのですが……。
シナモンの話ですので、「ヨーロッパ人」はもっと限定して、シナモン産地を支配した「オランダ人」だったかもしれません。オランダ辺りの人なら、怒っても仕方ないかなというか、気候が厳しいですから納得というか。当時の新教徒は頭固そうですし。
はっきり覚えてるのは、「神は、不平等だ!」という言葉。でもこれをキーワードにして検索しても、読んだ記事は出てきません。
読んだのが、もう10年は前のことなので、私の読んだ記事自体はなくなってるのかもしれません。でも何らかの原典はあるのではと思っています。
文中でアラビア商人が、鳥の巣からシナモンの枝を採る方法らしきものは、見つけました。
ソースはこちら↓。
絶壁に、シナモンの枝で巣を作る鳥の巣の下に、大きな肉をおいておく、それをつかんで鳥は巣に持ち帰るが、その時巣が壊れて、シナモンの枝が落ちてくる。それを拾うという話。
なんというか、「商品を売るな、物語を売れ」という言葉を思い出しますね。
では、この話に、心当たりのあるかたは、コメント欄にお願いいたします。
おまけ。シナモンについての動画です↓。
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